鎌倉大船モール前の鍼灸院
あき鍼灸治療院
営業時間 | 10:00~21:00 |
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定休日 | 木曜日・日曜日 |
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アクセス | 鎌倉大船モール前 |
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慢性腰痛は、鈍痛、重い、ダルイ、シクシク痛む、しびれ、感覚麻痺など様々な症状があります。
原因を特定できる場合よりも、原因不明の場合の方が多く、長年付き合っている方も多いのが特徴です。
以下、代表的な状態を説明します。
椅子から立ち上がろうとする時に、思わず
『イタタッ…』と言ってしまう方がこれに当たります。
痛む場所は、腰なのか、背中なのか、骨盤なのかそれぞれ違う事が多いです。
伸ばせない(伸びきらない)といった制限があるものの、立ってしまえば問題なく動けることも特徴です。
様々な原因がありますが、
▲長い時間同じ姿勢でいる(座る、立つ)。
などで、『腸腰筋』=『インナーマッスル』の柔軟性が、失われているからだと思われます。
痛めてしまっているわけではないので、負担がかからない動きでは、痛みや制限を感じないことが多いです。
なぜ、立つときに不具合を感じるかというと、座っている状態は、『腸腰筋』が縮んでいます。
縮んでいる状態を戻そうとした時=立とうとする時に、縮こまった腸腰筋がスムーズに動かない為に、痛みや制限といった不具合が生じます。
鍼と整体による施術をし、運動療法もしていきます。
腸腰筋に鍼や整体で刺激を、直接与えるのは難しい為、関連する筋群をほぐしていきます。
背中、腰、臀部(おしり)を施術しますが、ポイントは臀部周辺になります。
まず。うつ伏せにて背面を施術します。
つぎに、患部側(左右両方の場合もある)を上にして、横向きになって頂きます。
そして、臀筋『大殿筋(だいでんきん)と中殿筋(ちゅうでんきん』、『大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)』という、股関節に関係する部分をほぐしていきます。
その後、腰・股関節周囲をストレッチおよび運動療法をして、表面と深部の筋肉の柔軟性を高めていきます。
目的は、鍼・整体施術により関連部位の血行を改善させて、筋肉をほぐしていきます。
加えて運動療法によって、深部の筋肉を動かし柔軟性をとりもどしていきます。
施術後は、状態にあった簡単な運動をして頂き、一日一回を目安に、続けて頂きたいと思います。
運動内容は人によって違い、段階によって強度も変わってくるので、適切な方法を都度お伝えしていきます。
治療回数は、3回程施術をした後、程度によって1,2週に一回、月に一回と様子をみて、来院して頂きたいと思います。
②の場合は、腰の脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)が硬い(凝っている)為に、動かすときに痛みがでます。
太ももは、腰の硬さが原因で引っ張られ、緊張が強くなっている状態です。
※脊柱起立筋とは、『棘筋』、『最長筋』、『腸肋筋』の総称です。
③の場合は、②に加えて臀筋(おしり)『小殿筋(しょうでんきん)と中殿筋(ちゅうでんきん)』が引っ張られて起こる、『坐骨神経痛症状』に当たります。
※以後、坐骨神経痛と書きます。
どちらも、腰の筋肉の使い過ぎによる筋緊張から、臀部と太ももが引っ張られた状態になっています。
坐骨神経痛にまでなってくると、腰部ヘルニア(背骨の椎間板が問題)の可能性も考えなくてはなりませんが、ここでは、筋緊張による状態の説明をしていきます。
腰が硬くなってしまったのは、仕事や生活環境による疲労が、関係していると思われます。
▲お庭仕事。
▲重い荷物を運ぶ。
▲立ったり座ったりを繰り返す。
など、動いてる事が多いと起こりやすいです。
主に脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)が硬くなっていて、起立筋は腰を反る(伸ばす)ときに縮まる(収縮)筋肉です。
使い過ぎで反ったままの状態(伸ばしていたい状態)の所に、曲げる(反対の動きをする)と痛みがでます。
脊柱起立筋が常に緊張していると、骨盤を過度の前傾(反る状態)にしてしまいます。
過度の骨盤前傾が原因で、太ももや臀部を引っ張って緊張状態になり、不具合が生じます。
臀部の深部に坐骨神経があり、緊張による圧迫が強いとしびれや感覚麻痺、ひどい場合は痛みもでます。
筋の緊張には二種類あり、縮まる『収縮性』と、伸ばされる『伸展性』があります。
どちらも緊張し硬くなっている状態ではありますが、硬くなる『過程』が異なります。
上記の場合、腰は『収縮性緊張』で、太ももと臀部は『伸展性緊張』になります。
主に鍼灸よる施術をしていきます。
慢性というだけあって、筋肉がかなり硬くなっていることが多い為、鍼や灸によりしっかりと刺激を与えていきます。
脊柱起立筋をほぐし、骨盤の過度な前傾を調整していきます。
うつ伏せにて頚、背中、腰、骨盤周囲、臀部、下肢まで、施術していきます。
坐骨神経痛の場合は、患部側を上にして横向きになっていただき、鍼灸施術をしながら温めていきます。
目的は、血行を改善し回復を促していきます。
ただし、
◎収縮性緊張は『ほぐす、伸ばす事』が目的。
◎伸展性緊張は『縮める=動かす事』が目的。
となりアプローチの仕方が異なります。
施術後は、収縮性緊張部位にはストレッチをしてもらい、伸展性緊張部位には軽い運動をしていただきます。
日常的におこなっていただいた方が良いでしょう。
治療回数は、月に3~4回を二か月ほど継続治療していき、改善状況におうじて、回数を減らしていきます。